抑鬱状態と集中力の関係

※ 本文は筆者の主観に基づくものです。医学的、科学的根拠があるものではありません。

抑鬱状態になると集中力が低下する気がする

現在の調子

筆者は1ヶ月ほど前にひどめの抑鬱状態に陥った。当時は頭の中が「つらい」という感情に支配されていて、ベッドから起き上がることができず、人と会う約束も破り続けてしまった。
このままではまずいと思って薬を飲み、状態はだいぶ良くなった。現在は生活が大きく乱れることはなくなっている。

脳の働き

しかし、集中力や思考力などの脳の働きはまだ回復していないように感じる。たとえば、本を読んだりPC作業をしても10分程度で集中が途切れて休憩したくなる。特に思考力を要するもの、筆者にとって難しめの課題などの場合は、取り組むとすぐに疲労感を感じて中断してしまう。脳はまだ高い負荷に耐えられる状態ではないようだ。

脳で何が起こっているのか

前頭前野が鍵か?

上で集中力や思考力が回復していないと書いたが、おそらくそれだけに限らず大脳皮質の前頭前野と言われる領域の機能が全般的に低下している気がする。

この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている。さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係している。

渡辺正孝. "前頭前野". 脳科学辞典.(https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%89%8D%E9%A0%AD%E5%89%8D%E9%87%8E), (参照2024年4月11日)
抑鬱状態を経験したことのある方なら、症状が悪化した際に上に記載の機能が低下することにピンと来るのではないか。

どのようにして機能回復する?

前頭前野の機能が低下しているとして、どのように回復していけばいいのだろうか。薬を飲みながら日々過ごしているだけで、勝手に回復していくのだろうか。 あるいは瞑想や運動をすると回復が早まったりするのだろうか。これについても調べていきたいが、少し疲れたので今回はここまでで。